有限会社アイ薬局は、村木社長の「弱い立場の方々が安心して暮らせる地域を作りたい。」という想いから設立され、調剤薬局を中心に様々な事業を展開しています。医院の開業支援等にも全力で取り組まれているそうで、薬局の枠にとらわれない医師と患者の架け橋となる「地域の健康窓口」としての役割を担っていると言えます。

 

　介護用品や健康食品についても相談に応じる「健康サポート」を行うなど、常に地域の先駆けとなる取り組みを行っているアイ薬局ですが、画期的なのは「移動薬局車輌」の導入です。村木社長のこの決断には、社員の皆さんは驚いたそうで「でも、社長らしいなと思いました。移動薬局車両は、調剤薬局の機能を搭載した車両で、被災地に医療用医薬品を届けることができます。全国にまだ13台ほどしかなく、ほとんどが薬剤師会や薬科大学が所有しています。それをこの会社で作ってしまいますからね（笑）実際に平成30年西日本豪雨災害の際に真備町の避難所へ出向き、支援活動に参加させていただきました。たくさんの方の笑顔が見る事ができ、この会社に入社して本当に良かったと感じました。」と村木社長の先を読む力や行動力が伺えます。

 

　現在、市内市外で6つの店舗を運営され、どの店舗も花や緑、映像、音楽等で訪れる人を元気にする工夫も特徴的でした。店舗間の連携も良く、他店のスタッフでも、アイデアを出し合うこともあるそうです。