鬼城山山頂部にある鬼ノ城入口に到着しました。今回は、ここから鬼ノ城西門を目指していきます。(西門付近でチュッピーと待ち合わせていますよ〜。)
入口には、鬼ノ城やその周辺の自然について学習できる施設「鬼城山ビジターセンター」があります。展示室には復元された建物やその様子がわかる映像コーナーや鬼ノ城の概要、古代山城についての解説のほか、鬼城山のことをわかりやすく紹介するパネルや模型などを展示しています。写真は館内のある中庭です。
鬼ノ城山頂付近は登山・ハイキングコースとして整備されていて、誰もが歩くことを楽しめます。とても自然が豊かな場所なので、四季折々の風景を楽しんだり、木々や草花・生き物などの観察にもおすすめです。コース入口には杖も用意されています。今回は、鬼城山ビジターセンターからの遊歩道で「鬼ノ城西門」へ向かっていきます。
写真は、途中にある鬼ノ城 学習広場(展望台)から見た西門です。学習広場からはこの他にも様々なパノラマ風景が楽しめます。それではさらに目的の場所へ近づいていきたいと思います。
あっ、いましたチュッピー!! お待たせしました〜。
学習広場(展望台)や西門付近で撮影したパノラマ風景です。とても気持ちのいい景色が広がっています。
そして、西門です。
鬼城山(標高397メートル)山頂部にある鬼ノ城は、7世紀後半に大和朝廷が唐(当時の中国王朝)からの防衛のために築かせたと言われています。城壁で囲まれた城内の面積は、約30ヘクタール(東京ドーム約6個半分)復元された西門や角楼、土塁からしてもかなり広大だったと推測されます。
伝説では、“百済(朝鮮半島)からやってきた鬼神 温羅”が吉備国に居城を構え、都への物資を奪ったり掠奪したりして人々に恐れられたため、当時の天皇の子“吉備津彦命”が派遣されたとされています。昔話「桃太郎」のモチーフになったとされる温羅伝説ですが、一方で温羅は吉備の人々に製鉄、造船技術を伝えたのではないかとも考えられています。
いずれにしても謎に満ちた鬼ノ城ですが、山頂に城を築いた技術は当時でも相当なものであったことでしょう。
最後に、角楼から総社市パノラマと鬼ノ城を背景にチュッピーと記念写真を撮影しました。今回は、鬼ノ城西門付近をピンポイントでご紹介しましたが、謎に包まれている広大な鬼ノ城跡にはまだまだ数多くの散策ポイントがあります。
そうじゃのミライでは、今後も様々な鬼ノ城をご紹介できればと思います。